2011年10月17日月曜日

神奈川県内の放射能記事8

朝日新聞10月15日の記事

























・側溝にストロンチウム
横浜市発表129ベクレル、噴水でも検出


市民から「放射線量が高い場所がある」との指摘を受けて周辺の土壌を検査を進めていた横浜市は14日夜、港北区大倉山5丁目の道路の側溝の堆積から、1キロあたり129ベクレルの放射性ストロンチウムを検出したと発表した。同じ物から放射性セシウムも3万9012ベクレル検出した。

また、同区新横浜3丁目にある噴水(停止中)の底の部分にあった堆積物からもストロンシウム59ベクレル、セシウム3万1570ベクレルを検出した。結果について市は「東京電力福島第一原発の事故に由来するものと考えている。危険性を判断できない。国と協議したい」と説明した。

港北区は福島第一原発から約250キロ離れている。
市の調査は、区内のマンションの住民が独自の調査の結果として屋上の堆積物から195ベクレルのストロンチウムが検出されたことを市に連絡したことが発端。市は9月中旬、屋上と周辺2ヶ所から堆積物を採り、同市鶴見区の民間の分析機関に測定を依頼していた。

今回公表された値は周辺2ヶ所の結果で、市は屋上の検査については「マンション住民の同意を得ていない」ことを理由に公表しなかった。だが、最初に市に連絡した住民によると、屋上の堆積物からは236ベクレルのストロンチウム検出された、との説明を市から受けたという。

堆積物はすでに取り除かれており、空間線量は大倉山が毎時0.91マイクロシーベルトから0.13マイクロシーベルトに、新横浜は0.13マイクロシーベルトから0.09マイクロシーベルトに下がったという。

市は、局所的に高い放射線量が検出された理由を「現場は水やホコリがたまりやすく、蓄積しやすい条件にあった」と分析。「高い数値のの場所は除染してきたい」とした。(佐藤善一)

2キロ圏内と同程度の汚染

《解説》1キロあたり129ベクレルの数値を1平方メートルに単純換算すると約8400ベクレルで、文部科学省が9月30日に発表した東京電力福島第一原発周辺の20キロ圏内(23か所)のストロンチウム89と90をあわせた土壌の測定値を比較すると、20か所で数値を上回る。横浜の数値は堆積物のために高くなる傾向があるが、そのまま比較すると、原発周辺と同じレベルの汚染が首都圏にまで及んでいたことになる。
ストロンチウムはセシウムが検出されるところで一定の比率で見つかる。科学的物質がカルシウムに似ていて、体内に入ると骨にたまりやすい。同じ被ばく線量のセシウムと比べ体内被ばくでの影響は10倍という説もある。
今回の比率は0.6%と少なかったが、笠井篤・元日本原子力研究所(現=日本原子力研究開発機構)研究室長によると、農作物や水などの比率は土壌より高くなる傾向があるようだ。
「比率は環境によってかなり変わる。周辺の調査もするべきだ」としてきするように、セシウムだけでなくストロンシウムの検査体制も充実すべきだ。

以上記事より

20キロ圏内の同程度の汚染というのが本当だとするならば、武田先生がおっしゃるように、東京・横浜・川崎に住む小さいお子さんを持つ家庭は西に引っ越すか、本格的に周辺の除染に取り組み食べ物などに気をつけないとならないということです。

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