2012年1月27日金曜日

神奈川のがれき受け入れ反対署名

『神奈川を瓦礫から守る会』で瓦礫受け入れ反対の署名活動をしています。

下記からは、個人的な意見です。

復興をするうえで瓦礫の問題は深刻であり、一刻も早く処分しなければならない問題です。

放射能汚染されていないということが確実にわかる、あるいは、受け入れにおいて100%安全であるということが科学的に証明されるのであれば、受け入れるべきだと思います。

しかし、現状では瓦礫の検査方法、焼却、埋め立てにおいての安全性が非常にあいまいです。

いま安易に受け入れをしてしまい、のちに危険性がわかったときにだれが責任をとれるのでしょうか?
放射能汚染に関しては、どんなに有能な人間でも政治の力だけでは不可能です。

被災地の人たちのことを考えれば、この痛みを分かち合うことも必要だと思います。

しかし、放射能汚染は、原発事故に関して責任のない子どもたちが一番危険であるということも大人がよく考えなければならない問題です。

瓦礫受け入れ反対の先にあるものを私たち市民、政治家の皆さんが一緒になって考えていかなければならないと思います。

そのためにもまずは、受け入れをする方向で動いている政治家の皆さんに、被災地の人たちと私たち川崎市民が一緒になって考えていける場を設けてほしいと思います。

ご賛同いただけましたら、署名にご協力ください。

ネットでの署名はこちらです
http://www.shomei.tv/project-1899.html

『神奈川を瓦礫から守る会』のホームページ
http://blog.livedoor.jp/kanagawamamoru/

2012年1月23日月曜日

川崎市議会への請願書審査-子供を放射能から守る会@川崎-

子供を放射能から守る会@川崎さんより、川崎市議会へ提出していた5通の請願書が1月25日(水)に審議となりました。

・川崎市役所第2庁舎5F議会局受付にて傍聴券配布
・10時より開始

・会議室での子供は不可


<請願書の内容>
①市民に対する放射性物質対策検討特別部会の活動状況等の公開を請願いたします。
②市民に対し、無償で放射線測定器(線量計)の貸し出しが行われるように、請願いたします。
③川崎市内の保育園、幼稚園、学校、公園等の子どもの生活に関係する公共施設について、空間放射線量率が東京電力福島第一原子力発電所事故が起こる前の値に近づくよう除染活動を行っていただきたく、請願いたします。
④無認可保育園に対しても、認可保育園と同等の対策が取られるように請願いたします。
⑤小学校の修学旅行先の変更を検討するよう校長会へ通達・ご指導お願いいたします。また修学旅行先の放射線量の測定、測定結果を保護者へ具体的に公示するよう校長会へ通達・ご指導をお願いいたします。

現在請願書には
自民党、共産党、みんなの党、無所属の議員さんには署名をいただいており民主党、公明党は賛同できないという形です。
本会議に選考するには多数決となります。
本会議で可決されるには全会一致となります。
川崎市では陳情でも請願でも議会で一度不採択となった場合、その後、同様の請願、陳情を提出しても審議されないという「NO」っはんこがつきます。

子供を放射能から守る会@川崎
ホームページはこちら→★

以上。

いざ、議員になると政治という枠組みの中で面倒なことをなるべくしないようにうまくたちまわることを優先してしまうのが、議員政治の悪いところです。

今回は、議会が真剣に行われているのか市民の声を理解しているのかをチェックするいい機会です。

議員さんたちも、市民の声なくして次の選挙には出られないはずです。

子どもたちの明るい未来をつくるためにも、多くの人たちに足を運んでもらいたいと思います。

2012年1月18日水曜日

神奈川県の焼却灰問題

朝日新聞【川崎北部面】1月18日の記事







































東日本大震災のがれき受け入れについて、黒岩祐治知事は17日、焼却灰についても独自の基準を設けて放射性物質の検査をすることを明らかにした。

県は、被災地から運ぶがれきの放射性セシウムの濃度は1キロあたり「100ベクレル以下」としている。黒岩知事はこの日、横須賀市の最終処分場に埋める焼却灰について「3300ベクレル以下」とする基準を示した。

がれきは焼却すると、放射性セシウムの濃度は最大33倍になるのを根拠に算定した。国の広域処理の指針で、東京都も埋め立ての基準値としている「8千ベクレル以下」より厳しい値だ。

横浜市、川崎市、相模原市の焼却施設で焼いた後、防水性のある袋に入れて処分場に運ぶ。袋のまま3メートルの土をかぶせて埋め立てて、放射性物質の飛散を防ぐ。その後も、敷地内や地下水の測定を続けるとしている。

県は岩手県宮古市の木材や衣類、紙などの可燃物の受け入れを想定している。黒岩知事はこの日の会見で、「福島第一原発からの距離は約260キロあり、横浜市と変わらない。汚染されたイメージがるが、違う」と訴えた。

宮古市のがれきは東京都が昨年11月から受け入れを始めている。現地での検査方法は、都のやり方をモデルにする方針だ。仮置き場で空間線量を1日7回監視し、分別してコンテナに積み込む前に「100ベクレル以下」か改めて確認。県内の焼却施設に着いた後も定期的に測るという。

県の要請に対し、川崎市は年間1万9千トン、相模原市も1万8千トンの被災地のがれきを焼却できると回答。横浜市は、試算中という。一方、横須賀市の最終処分場には、7万トンの焼却灰を埋める余地があり、がれきの量に換算すると、約70万トン受け入れられるという。

震災がれきは岩手県で476万トン、宮城県で1569万トンあるとされ、岩手で11年分、宮城で19年分の処分量にあたる。環境省が全国に呼びかけているが、受け入れを始めたのは東京都と山形県しかない。受け入れを表明した静岡県などの自治体も、住民の根強い反対で実際の搬入にはいたっていないという。

横須賀市で15日にあった県の住民説明会でも、放射能による健康被害を懸念し、受け入れに反対する声が相次いだ。(毛利光輝)

以上記事より


黒岩知事はいったいどこの知事なんでしょうか。わざわざ放射性物質のリスクを背負ってまで神奈川県で処理しなければならない理由は単純に被災地のことを思ってなのでしょうか。

確かに、被災地でのがれき問題は深刻です。一刻も早い処分が必要なのは間違いないと思います。宮古市のがれきは福島第一原発から遠いから放射能汚染の心配ないといっていますが、産業廃棄物がよく人里離れた山奥で捨てられいるのが発覚しますが、それと同じように、宮古市に福島や宮城のがれきが運び込まれて、そのまま宮古市のがれきとして処分される可能性も否定できないのではないでしょうか。

一刻も早い解決法としては、福島第一原発近くに処分場を設けて、焼却灰を福島第一原発の廃炉と一緒に埋め立てることが一番リスクが少ない方法ではないでしょうか。

黒岩知事は、住民の反対を無視して神奈川県内でがれき受け入れを決めることで、今度は国政に打って出ようという魂胆があると勘ぐってしまいます。

神奈川県のソーラーパネルの件では、かなりトーンダウンしてしまいましたが、初心に帰ってぜいひ、子どもの未来のためにも将来のヴィジョンをしっかり示してほしいと思います。

2012年1月11日水曜日

寄付の報告

昨年11月18日に開催致しました武田邦彦先生の講演会で、講演会の費用分を引いた金額を全額下記に寄付を致しました。


■福島の子どもを守る!避難サポートプロジェクト
10,000(振込手数料¥420
■子ども達を放射能から守る全国ネットワーク
16,795(振込手数料¥120

■グリーンピースジャパン
16,795(振込料¥105


上記の団体を選んだ理由として、

1、具体的な活動を行っており、活動内容が見えること。

2、早急な活動が必要であり、また義援金が必要と思われること。

以上です。

今後もさまざまな活動を通して、被災地及び放射能汚染に苦しんでいる地域や子どもたちを支援していきたいと思います。

2012年1月10日火曜日

セシウムの値が1月から増加、注意が必要です!

武田邦彦先生のブログによりますと、1月から急激にセシウムの値が増えているそうです。原因の究明が急がれますが、すぐに避難しなければならない値ではないそうです。

しかし、子どもには外出時のマスクなど、基本的な防護方法をとる必要がありそうです。

詳しくは武田先生のブログを参照してください。

武田先生のブログはこちら

2012年1月6日金曜日

神奈川県内のがれき処理の受け入れ問題

朝日新聞【川崎北部面】2012年1月6日の記事





















・がれき処理 対話の広場で知事説明へ


黒岩祐治知事は、東日本大震災のがれき処理の受け入れについて、県民に直接説明する。20日夜に横須賀市内で、30日夜に県庁本庁舎で「対話の広場」を開く。専門家も招いて安全性を説明し、理解を求める。

黒岩知事は昨年3月20日、放射性セシウムが1キロ当たり100ベクレル以下のがれきの受け入れを表明。各市町村に焼却を要請し、焼却灰は横須賀市にある軒の処分場に埋め立てる方針を打ち出している。

県には1月4日朝までに、電話やメールで520件の意見が寄せられたという。うち477件が反対意見で「子どもの被ばくが心配」 「焼却しても放射性物質はなくならない」などの内容だった。黒岩知事は5日の記者会見で「誠意を尽くして説明し、理解を求める」と述べた。

以上、記事より。


「対話の広場」と銘打っていながら、最初から受け入れありきでの説明会ということに納得がいきません。

広く県民から意見を集約して、県民の未来にわたっての健康と安全を考えた上で、最善の策を考えていく必要があるはずです。

事故が起きた原発を廃炉にするのに40年いや60年以上のかかるのは、放射性物質がいかに危険で扱いにくいか、そして、廃炉にする過程においても放射性廃棄物の問題は全く解決されていない状況です。
通常運転している、あるいは停止所帯の原発からだされる放射性廃棄物も、地中深くに埋めるしか手立てはありません。
簡単にがれきを受け入れるその先に、全国にある原発の膨大な放射性廃棄物の受け入れの可能性もゼロとは言い切れません。
お時間のある方、関心のある方は、ぜひ、「対話の広場」に足を運ばれることをお薦めします。