2011年10月14日金曜日

神奈川県内の放射能記事6

朝日新聞【川崎北部面】10月14日の記事

給食シイタケからセシウム
国基準以下横浜市、使用せず














横浜市は13日、小学校給食で同日使われる予定だった乾燥シイタケから1キロ当たり350ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。国の基準値(同500ベクレル)は下回ったが、市は同日の給食で乾燥シイタケを使う予定だった179校で使用を中止した。当面、給食での使用は控える。

市は従来、青果物を中心に1日1品目の抜き取り検査をしていたが、保護者の声に配慮し、11日から毎日1校で牛乳やパンなど全食材の検査を始めた。12日は翌13日に使う17品目を検査し、このうち乾燥シイタケから放射性物質が出た。

同市の給食食材は小学校344校を48班に分けて班ごとに入札し、搬入業者を決めている。市教委は13日朝、乾燥シイタケの生産地を九州・四国地方の6県とホームページ上に掲載したが、その後「調査中」と変更した。市教委健康教育課は「業者の申告に基づいて掲載したが、産地や収穫時期を再調査する」と説明している。

以上記事より

給食は週4日食べるもの、放射性物質が高い低いにかぎらず、しっかり検査をし少しでも基準値を超えるものは出さない姿勢が大切です。
厳しいようですが、このような姿勢が除染活動にも繋がっていくと思います。
わが子が通う川崎市の小学校でもこのような取り組みをぜひやってほしいと思います。


・「ストロンチウム飛来ない」見解修正
検出問題で横浜市長














      山田正人副市長






横浜市港北区のマンション屋上からストロンチウム90が検出された問題で、山田正人副市長は13日、「ストロンチウムは重いから横浜に飛んでこない」と言い続けた市の見解について、「必ずしも放射能の知識を十分に習得していたわけではない」と説明し、遠回しに修正した。この日の市議会決算特別員会で答弁した。

豊沢隆弘保健所長が11日の同委で「ストロンチウム90は半減期が長く、核実験の影響で1960年代には高い濃度で出た。最近でもわずかに検出されている」と原発事故との因果関係を否定するような答弁をしたこともやり玉に。「築7年のマンションに、30年以上前の核実験の影響はあり得ない。根拠のない無責任な発言」との批判を受けた。山田副市長は「我々の知見は十分でなはない。保健所長もその時点におけるベストを尽くした答弁をしている」とあいまいな答弁で締めくくった。(佐藤善一)

以上記事より


責任と影響力ある立場の人が発した言葉とはとても思えません。
しかし、避難してばかりでは根本の問題は解決しません。
間違ったのならしっかりと謝罪し、間違いを修正するだけでなく、問題となった本質をしっかり認識し、放射能汚染にたいして真剣に取り組むことが良識のある大人であり、市民から選ばれた者の使命ではないでしょうか。
今回の問題とは直接関係ないですが、黒岩知事も目玉公約である「4年間で200万戸分の太陽光パネル設置」について、あっさり撤回した件も、がっかりさせられました。
「分かりやすいシンボルとして太陽光発電としていた。皆さんに伝わっていなかったら、私の言い方がまずかった」と釈明していますが、どうして政治家の皆さんは言い訳ばかりで、ちゃんと謝ることができないのでしょうか。
政治家はまず、学歴よりまず普通の道徳教育を学んでいるのか、というテストが必要なのではないでしょうか。



・船橋の「高線量」公園
市測定の最高値
1.55マイクロシーベルト











千葉県船橋市の総合公園「ふなばしアンデルセン公園」の一角で、市民グループの放射線量を検出したとされ件で、市は13日、お穴痔場所を含む公園内の計7地点を調査した結果、同0・11~1・55マイクロシーベルトだったと発表した。

市民グループが5.82マイクロシーベルトを検出したとしていたのは、公園内の施設の雨どいを伝って雨水が落ちる地面から高さ1センチの地点。市も7地点を同じ高さで調査し、この地点では1.12マイクロシーベルトだったという。市は表土などを除染し、柵で囲って立ち入りを禁止にした。

以上記事より

世田谷の高放射線量の件は、自宅から見つかったラジウムのせいだったと判明しましたが、この件や横浜市の件は明らかに福島第一原発からのものだと思います。
しかし、数十年前は放射性物質の管理があまりにもずさんであることもショックです。
また、山梨の病院で基準値以上の放射性物質を使った検査が明るみに出たこともあり、放射能の恐ろしさをきちっと認識し行動しないといけないとあらためて感じます。

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