2011年9月30日金曜日

神奈川県内の放射能記事⑤

朝日新聞【川崎北部面】9月30日の記事

・小学校の屋上で放射能線量基準超(横浜)











横浜市は20日、鶴見区内の市立東台小学校の屋上で、市の再測定の目安0.59マイクロシーベルトを超える0.96の空間放射線量を28日に検出したと発表した。
堆積物の除去後は0.11に下がった。市は10月末までに全市立学校の測定を終える方針で作業を進めている。
また、同区上末吉5丁目の上末吉交差点近くの植え込み2ヶ所で、0.63~0.82を検出した。アーケードの雨どいからの排水で放射性物質が蓄積されたとみられ、堆積物の撤去後は0.29~0.44に下がった。

以上記事より

横浜市の対応は素晴らしいと思います。
汚染された全地域の学校で早急に除染を行ってほしいと思います。

2011年9月29日木曜日

「被ばく量低くても発がん性リスク」朝日新聞の記事より

朝日日新聞【科学面】9月29日の記事より

・「被ばく量低くても発がん性リスク」
  専門家 線量に応じて増加






































100ミリシーベルト以下の被ばくでは健康にどんな影響があるのか-。
今月に福島市で開かれた国際専門家会議「放射線と健康リスク」で、英国やロシアなどの専門家が、線量が低くても健康への影響はゼロではないという研究成果や、福島県での発ガンリスク予測を発表した。

健康影響が明らかにあるとわかっているのは被ばく線量が100ミリシーベルト以上。国際放射線防護委員会(ICRP)などはこれ以下でもがんリスクはゼロにはならず、線量に応じて、直線的に増えるという仮説を採用している。

英マンスフィールド大のリチャード・ウェークフォード客員教授は「ICRPの仮説が正しいと裏付ける調査がある」と指摘した。

1980年代後半から90年代にかけて米国立がん研究所(NCI)などが実施した調査だ。20年代~60年代に病気のために複数回、胸部X線検査を受けたことがある女性総計6千人を約30年間追跡した。1回の被ばく量が10ミリシーベル以下でも検査回数が増えれば、乳がんのリスクは被ばく線量の累計に応じて上がっていた。

英国では、ICRP仮説に基づき、低線量の健康影響をみる大規模な調査が実施されている。小児がん患者3万人分の詳細なデータベースを使い、小児白血病患者1万人と、白血病ではない子どもたちの、自然環境からの被ばく線量を比較する調査の中間報告書まもなくまとまるという。

英国の自然からの平均被ばく量は年間約2.2ミリシーベルトだが、地域によってわずかな違いがある。ウェークフォードさんは「これだけ超低線量では、喫煙など別の発がん因子の影響を受けている大人では見分けが難しいが、子どもの白血病ではリスクの評価が期待できる。予備的な解析段階だが、小児白血病の約15%は、住む地域の自然からの被ばく線量の多さが原因の可能性がある」と話す。

ロシア保健・社会開発省医学放射線研究所のビクトル・イワノフ副所長は、チェルノブイリ原発事故による甲状腺の被ばく線量が高かったブリヤンスク地方で、小児の甲状腺がんの発生頻度とICRPのがん発生予測モデルを比較した。

この地域の小児の甲状腺だけでの被ばく線量は平均252ミリシーベルトで、やく44%甲状腺がんのリスクが高まっていた。一方、ICRPの発生予測モデルで計算するとリスクは約33%高くなると出た。「事故を受けて通常より丁寧に検査をするため、予測より実際のリスクは高く出る傾向がある。このことを考慮すれば、ICRPの予測モデルはほぼ実態に合っている」とイワノフさんは言う。

ICRPの予測モデルを使い、東京電力福島第一原発事故の影響で固形がんの発生リスクがどれくらい高まるのをシュミレーションした。













イワノフさんは「実際の福島県の住民の被ばく線量ははっきりしていない。これぐらいリスクが上がるとしても、喫煙よりずっとリスクは低い。心配しすぎないでほしい」と話している。

以上、記事より

海外では1980年代から被ばくに関してしっかりと研究をし、その危険性を認識していたにもかかわらず、なぜ日本政府や御用学者と言われる事故後すぐに登場した科学者の方々は、安全だ心配するなと平気でウソをついていなのでしょうか。

事故後当初から危険性をブログで発表し続けてる武田邦彦教授は、『被ばくは足し算』とおっしゃっています。とくに子どもたちの被ばくのリスクに関して非常に危惧されています。
空間線量だけでなく日常の食べ物の中も気をつけなければならないのが、いまの日本の実情だともいます。
放射能の除染を徹底しておこない、食品の汚染に関してもデータをきちんと公表してもらうことで、私たちは心配をすることもなくなるはずです。

神奈川県内の放射能記事④

朝日新聞【川崎北部面】9月29日の記事

・放射線対策「まるでひとりごと」
横浜市議会委 市長に批判・苦言

























原発事故による放射能汚染が広がるなか、横浜市の林文子市長の対応に、市議から批判や苦言が相次いだ。

28日の市議会決算特別委員会。自民党の斉藤達也市議「市長の姿が見えない。『華やかな外国がらみの行動は率先してするが、地味な放射線対策現場は職員任せでまるでひとごとのようだ』と痛切に批判する声も届いている。市長が言う『共感と信頼』は危機的な状況だ」と力説。

そのうえで、死の対応が二転三転した南本牧廃棄物最終処分場への放射性セシウムを含む下水汚泥の焼却灰埋め立てについて「何があったのか」とただした。

林市長は「当然ながら周辺住民や港湾関係者に丁寧な説明をしていたと恥ずかしながら信じていた。非常に驚愕し、大変申し訳ないと思った」と話し、「私自身がもっと突っ込んで、本当に(説明を)やったのか、聞かなくてはいけなかったのかなと思っている」と、職員の不手際が原因だったとあらためて説明した。

ネット・無所属クラブの太田正孝市議は、学校給食で汚染牛肉が使われたことに絡み、「市長は流通している牛肉は安全だと繰り返していたが、うそだった。分からないのなら、そう言うべきだった」とただすと、林市長は「国の検査制度が整っていない時期だった。国のいうことを信じていた」と説明した。

さらに太田市議は「結果的に汚染牛肉を食べさせてしまったのだから、国がどうのこうのと言わず、流通の責任者として『申し訳ない』と謝るべきだ」と迫ったが、市長は「結果的に流通してしまったのは残念だった」と答弁し、最後まで謝罪という言葉は口にしなかった。

以上記事より

謝罪よりも何よりも、これからの市長の放射能に対する姿勢としっかりした対応が求められます。
このような答弁がなされたのも、市民の声がしっかり議市にとどいてるからでしょう。

















市長として放射能汚染としっかり向き合ってください!

神奈川県内の放射能記事③

朝日新聞【川崎北部面】9月29日の記事
・給食の材料全部、放射線量を検査
 横浜市、来月から1日一校


















10月から1日1校を選び、牛乳やパン、野菜などの食材すべてについて検査する方針を決めた。
これまでは、青果物を中心に1日1品目を抜き取って検査していたが、保護者の声に配慮して対象を拡大した。~当面12月まで実施し、検査する学校が地域的にばらつかないように配慮する。

以上、記事より


市民の地道な活動が実を結んだ素晴らしい例だと思います。
一人ひとりが責任を持って行動し声を伝えていけば、国の対応は変わっていくはずだと思えました。
できればもっと大きな記事で扱ってほしいとも思います。

2011年9月28日水曜日

米海軍、横須賀出港の理由

朝日新聞【川崎北部面】9月28日の記事

・放射能物質での修理の妨げ懸念
 横須賀出港理由に米海軍

福島第一原発事故後に、修理を切り上げて横須賀基地を出港した理由について、
「放射性物質によって空母の運航と修理が妨げられるのを防ぐため」と朝日新聞の質問に書面で回答。
回答によると、出港を決めたのは原子力空母ジョージ・ワシントン(GW)の艦上で低レベルの放射性物質が検出された3月15日。「原発事故と、常に変化する風向きから、慎重に判断して横須賀港から空母を移動させることにした」としている。
横須賀港で修理中だったGWは3月21日、修理を終えずに横須賀港を出港。太平洋上で修理を続け、4月20日に横須賀港に帰港した。

以上、記事より


戦争の道具、人を殺す目的の軍艦にして、放射能の危険を十分認識し避ける行動をとっている。
一方で、放射能の危険を十分知らされないまま3月11日以降、しばらくの間安全だとウソの認識を持たされ、さらに現在に至っても放射線量の高い地域に住民を住まわせている日本という国の対応をあらためて考えさせられました。

2011年9月27日火曜日

神奈川県内の放射能記事②

朝日新聞【川崎北部面】9月27日火曜日
















・横浜・港北の放射線調査
日吉台中学校で0.97マイクロシーベルト

横浜市港北区の側溝で高濃度の放射性物質が検出された問題で、日吉台小と日吉台中の計3か所で市の再測定の目安0.59マイクロシーベルトを超え、最大値は0.97だった。
同区内の小、中、特別支援学校35校のうち、未測定の27校の183か所で測った。最大値は日吉台中の格技j場の雨どい下で検出した。0.59を越えた3か所は堆積物を除去。処理後の数値は0.08~0.46に下がった。

神奈川県の放射能汚染記事①

朝日新聞【川崎市北部面】9月16日(金曜日)より


















・市、セシウム落ち葉撤去へ

高濃度の放射性セシウムが検出された二つの公園(中原区の平間公園・多摩区の稲田公園)の
汚泥や落ち葉を浮島地区(川崎区)の埋立地に一時保管すると発表。

今回の二つの公園からは、8月に国の処分基準値(1キロ8千ベクレル)を超えるセシウムが検出され、市がシートで飛散防止を図り立ち入り禁止にしていた。



・国の基準値超すセシウム牛提供
相模原のレストラン

緑区のレストランで国の基準値(1キロあたり500ベクレル)を越える放射性セシウムが検出された福島県産の牛肉31.7キロを客に調理して提供していたと発表。
県の検査で1400ベクレルを検出した牛肉で4月に仕入れて5月上旬まで全量を提供。
また、同日同じ牛肉が横浜市、川崎市、小田原市、などの7市町の8店と都内の2店にも流通していたことを明らかにした。
大部分が販売済みという。

2011年9月22日木曜日

武田邦彦先生による緊急講演 11月18日 in 麻生市民館大ホール

武田邦彦先生をお招きし、放射能汚染の危険性と私たちの地域や食品、学校給食などがどのくらい危険なのか、そしてどうしたら子どもたちを放射能の危険から守れるのかを語っていただきます。






















開催日:2011年11月18日(金曜日)
開場:18:00
開演:19:00~(1時間半程度を予定)

開場:麻生市民館大ホール (小田急線新百合ヶ丘駅下車徒歩5分)

参加費:500円 (小学生・中学生は無料) 全席自由


先着順1000名(当日17:30分より整理券をお配りします)

※本来なら無料とさせていただきたいところではございますが、
会場費・講演料・その他の必要経費がかかります。ご理解のほどよろしくお願い致します。

託児所(25名)先着予約をメールにて受け付けます。

託児条件:卒乳児から小学生未満まで
料金:一人500円

定員に達しましたので、締め切りさせていただきました。
授乳・おむつ替えのお部屋はご利用可能です。


連絡先メール ruikoishikawa●gmail.com 
※●のところに@を入れてメールください。

武田邦彦先生のブログ

■緊急講演

放射能汚染を子どもと家族を心配するだけでは守れない
今、わたしたちにできること

講師 武田邦彦先生

主催:子どもの未来を考えるたまの会

本当のことを知りたい。

私たちの町は大丈夫?

3月の福島原発事故により、80京ベクレルという想像を絶する放射性物質が飛散し、私たちの住む東京、横浜、川崎など首都圏のベットタウンにも降り注ぎ、汚染されました。
今もなお、公園の落ち葉、校庭、側溝、汚泥、プール、牛肉、茶葉、魚などから高濃度の放射能が検出されたというニュースが後を絶たず、国の暫定基準値は安全なのか? 給食は? 今年のお米は? 肉は? 魚は? などなど不安が募るばかりです。
危険に警鐘を鳴らし続け、書籍や講演、ブログで一貫して放射能汚染からいかに子どもと家族を守るかを発言してこられました。
日常生活に入り込んでしまった無味無臭の放射能とこれからどう向き合っていけばいいのか、大切な家族を放射能汚染からどう守ればよいのか、わかりやすい言葉で歯に衣着せず本当のことを語ってくださる武田先生の提言にその答えやヒントが必ずあるはずです。
一人でも多くの方の参加をお待ちしております。

主催者スタッフ一同より


また近隣にお住まいの方々のご意見やご質問も受けつけております。
受け付けたご質問は、当日先生にできるだけ多く直接答えていただけるように致します。
・公園や校庭は安全か?
・学校給食は大丈夫か?
・これから危険になってくる食べ物は何か?
などなど
なるべく子どもたちを被ばくさせないように今後私たちができること、行政を使って行っていかなければならないことなど、幅広いご意見ご質問をお待ちしております。

ご質問は上記のメールにてお願い致します。


■武田邦彦先生による講演実現まで

 3月の未曾有の大震災・原発事故を経験し、私たち出版に携わるもとしては、とにかく何かを発信しなければという思いがありました。
 そして激しい余震が続き原発事故の終熄の見通しが見えない4月のなかば、首都圏にすむ人たちを中心に、地震と原発事故に関するリアルな体験や思いを聞き取りやアンケートで集め,それらを元に『家族のための防災BOOK』(武田邦彦・細川顕司共著 じゃこめてい出版刊)という本を刊行しました。その時の著者と編集者というご縁から今回の講演が実現したものです。
 
 武田先生は、原発事故当初から子どもにとって放射能汚染がいかに危険であるかをブログやメディアを通して訴え続けてこられました。校庭の除染などをいち早く提唱、食生活を含め子どもたちのまわりにある身近な放射能汚染についても具体的で的確なアドバイスを常に発信されていすます。 
 じわじわと広がり続ける放射能汚染に不安を募らせるお母さんたちにとって先生のブログは、生活の指針ともなっており、その科学者として揺るがない信念のもと発せられる言葉は、時に物議をかもしつつ、放射能汚染と日々戦うお母さんにとっては力強い応援のメッセージとなっていることは間違いありません。
 福島から200㎞以上も離れた私たちの町からも高濃度のホットスポットが報告されています。汚染された瓦礫や廃棄物が運びこまれ、食物、特に給食の安全性についての不安は拭えません。
 時々刻々変化する身の回りの汚染状況を踏まえた上で、私たちが今子どもと家族を守るため何かできるのか、先生のお話をお聞きしながら考えたいと思います。



















放射能汚染が広がるさなか、とくにお母さんが不安や恐怖をなるべく感じないようイラストを使って、正しい知識をわかりやすく理解し実行できるようにしています。

イラストをお子さんと一緒に見ていただければ、子どもも視覚的・心理的に理解していただけると思います。

詳しくはじゃこめてい出版のHPまで→★