2012年1月6日金曜日

神奈川県内のがれき処理の受け入れ問題

朝日新聞【川崎北部面】2012年1月6日の記事





















・がれき処理 対話の広場で知事説明へ


黒岩祐治知事は、東日本大震災のがれき処理の受け入れについて、県民に直接説明する。20日夜に横須賀市内で、30日夜に県庁本庁舎で「対話の広場」を開く。専門家も招いて安全性を説明し、理解を求める。

黒岩知事は昨年3月20日、放射性セシウムが1キロ当たり100ベクレル以下のがれきの受け入れを表明。各市町村に焼却を要請し、焼却灰は横須賀市にある軒の処分場に埋め立てる方針を打ち出している。

県には1月4日朝までに、電話やメールで520件の意見が寄せられたという。うち477件が反対意見で「子どもの被ばくが心配」 「焼却しても放射性物質はなくならない」などの内容だった。黒岩知事は5日の記者会見で「誠意を尽くして説明し、理解を求める」と述べた。

以上、記事より。


「対話の広場」と銘打っていながら、最初から受け入れありきでの説明会ということに納得がいきません。

広く県民から意見を集約して、県民の未来にわたっての健康と安全を考えた上で、最善の策を考えていく必要があるはずです。

事故が起きた原発を廃炉にするのに40年いや60年以上のかかるのは、放射性物質がいかに危険で扱いにくいか、そして、廃炉にする過程においても放射性廃棄物の問題は全く解決されていない状況です。
通常運転している、あるいは停止所帯の原発からだされる放射性廃棄物も、地中深くに埋めるしか手立てはありません。
簡単にがれきを受け入れるその先に、全国にある原発の膨大な放射性廃棄物の受け入れの可能性もゼロとは言い切れません。
お時間のある方、関心のある方は、ぜひ、「対話の広場」に足を運ばれることをお薦めします。

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