2012年2月6日月曜日

神奈川県のがれき受け入れ問題

朝日新聞【川崎北部面】2月6日の記事

























・がれき受け入れ拒否
横須賀の町内会が決定


県が検討している東日本大震災のがれき受け入れをめぐり、最終処分場がある横須賀市の町内会関係者が5日、市内で会合を開いて受け入れを拒否する方針を決めた。地元住民の意思として、近く黒岩祐治知事に申し入れる方針だ。

がれきの焼却灰の埋め立てを県が予定している「かながわ環境整備センター」(同市芦名3丁目)周辺の大楠連合町内会に所属する町内長と副会長が5日、会合を開催。出席した約20人の全会一致で受け入れ拒否を決めた。

県はセンター建設の際、県内の産業廃棄物に限って処理するとの協定を大楠連合町内会所属の芦名町内会と交わしている。がれき受け入れには協定の改定が必要だが、今回の決定で困難になる。

大楠連合町内会の長谷川俊夫会長は5日、朝日新聞の取材に対し、「県の説明にあいまいな部分が多く、受け入れられる状況にはない。事前に地元の説明もなかった。被災地の休場は分るが受け入れられない」と語った。今後県との話し合いに応じる予定はないという。一方、黒岩知事は5日、取材「(地元の決定は)全く知らなかった。どんなことがあっても誠意を尽くしてお願いしていくしかない」と語った。

黒岩知事は昨年12月、地元住民に説明する前に、放射性セシウムの濃度が1キロあたり100ベクレル以下のがれきに限って受け入れる方針を県議会で表明した。今年1月、地元や横浜市で説明会を3回開催。しかし、いずれも反対意見が相次いだため、黒岩知事は県職員を直接派遣して地元住民を説得すると述べていた。

(以上記事より)

現在、福島原発の2号機で原子炉の温度が上がっているとの報告があり、政府が発表した冷温停止状態ではないようです。

福島原発が終息していない状況で、はたして安全にがれきを受け入れることなど可能なのでしょうか。
今回は県内の産業廃棄物に限って処理するという協定を町内会で結んでいたことが幸いし、受け入れを町内会で拒否できることができそうです。

町内会や自治会は、時代にあわないと避けられがちですが、市や県との取り決めは個人では難しいことも町内会や自治会単位であれば、地域の環境を守る上で非常に重要な組織であるということがわかります。

実は私自身が、町内会ってなんだろう? 入ってみたいけどどんな仕事があるのか? 入るメリットってなにがるのか?など素朴な疑問や、ゴミの問題やささいなトラブルなどを見聞きし、何とかしたいという思いから一冊の本を出しました。

『町内会のすべてが解る!「疑問」「難問」100問100答』

という本です。詳しくはこちら→★

私のような疑問を感じる方が多いのか、4刷りまで版を重ねております。

町内会や自治会は住んでいる地域において意外に重要な取り決めをしているものです。そいったことを知らないでいると、後から後悔したり、聞いていないとトラブルになることもあります。

今回のがれきの件でもあるように、興味本位でもいいので、ぜひ、一度お住まいの町内会や自治会に参加されるといいと思います。

もちろん、なにかやってくれと頼まれることも覚悟の上で参加してください。

「役員なんてできない」と思うかもしれませんが、基本的に誰でもできるようになっています。

地域の助け合いや意外な才能を発揮する方も多いと思われます。


武田先生ががれき受け入れに対してブログ書いております。
そちらもぜひ参考になさってください。

武田先生のブログはこちら→★


もうひとつ、参考になるサイト

原発震災廃棄物・広域処理問題
放射能はバグフィルターで除染できるか

これを読むと、とても安心してがれきの受け入れは出来ないと思います。

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